バリアンの放射線治療システム TrueBeamと治療計画システム Eclipseの新機能が承認を取得 | Varian

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バリアンの放射線治療システム TrueBeamと治療計画システム Eclipseの新機能が承認を取得

東京 — 2018 4 13 バリアン メディカル システムズ(Varian Medical Systems、NYSE: VAR)は、日本の厚生労働省より、強度変調放射線治療(IMRT)、画像誘導放射線治療(IGRT)、および治療計画最適化に関する TrueBeam® 放射線治療システムと放射線治療計画用ソフトウェア Eclipse の新機能の製造販売承認を取得したと発表しました。 今回の承認を取得したことにより、新しい照射技術であるHyperArcと Iterative Cone-Beam CT(Iterative CBCT)の画像再構成技術が可能になります。新バージョンのEclipse 15.5 には、複雑な治療計画を迅速かつ効率的に作成できるようになるいくつかの新しい機能が組み込まれています。

放射線治療の新しい手法である HyperArcは、定位手術的照射(SRS)の高度なノンコプラナー治療を自動化および簡素化して、世界中のより多くのがん患者にその治療を届けることを目的に設計されています。HyperArc は、バリアンの TrueBeam 放射線治療システムが持つ独創的な機能を十分に活かした手法です。HyperArc による治療を行えば、照射線量を腫瘍の大きさ、形状、位置にできるだけ合わせてよりコンパクトにし、周辺の正常組織へのダメージをより少なくします。これらの高度な治療は、通常の治療と同じ治療時間枠内で実施することができます。 HyperArc のための治療計画作成は、バリアンの治療計画システム Eclipse がサポートします。

Iterative CBCT は、軟組織構造をより良好に画像化し、高品質の画像を生成する高度な逐次近似法を用いた画像再構成技術です。放射線治療が高度化していく中、身体の内部構造の視認性を高め、位置を確認するための高画質化は、治療プロセスにおいて重要です。Iterative CBCT では、ノイズが低減され、画像均一性が向上し、コントラストが向上するとともに、臓器確認のための鮮明な視覚化を支援します。画像再構成の処理時間に関してもGraphics Processing Unit(GPU)上での演算により短縮されるため、臨床での使用が可能となります。

Eclipse 15.5 は Multi - Criteria Optimization(MCO)を搭載し、ターゲットと周辺リスク臓器のトレードオフ関係を微調整することで、臨床基準の条件を変更した場合にどのような計画が作成されるか検証することが可能となります。MCO は、RapidPlan と既存の最適化ワークフローとの併用が可能で、トライアル・アンド・エラーの繰り返しを最小限に抑えながら、患者に適した計画を迅速に最適化します。

治療計画の作成スピードを上げるために、Eclipse 15.5 は GPU の技術を提供します。これにより、GPU 技術を利用して、 IMRT の最適化と最適化中における中間線量計算を含め、Eclipse による線量計算を迅速に行うことができます。

株式会社バリアン メディカル システムズの代表取締役である Mitchell Silong(ミッチェル・シロン)氏は次のように述べました。「高度放射線治療に関するバリアンの製品や機能が最近続けて承認されたことより、高度な SRS 治療および高品質な IMRT の治療計画を効率的に作成し、世界中および日本のより多くの患者さまに届けるソリューションを広げていきます。」「放射線治療に関わる医療従事者が不足している中、効果的で質の高い治療を患者さまに提供することは、先日閣議決定された日本の第3期がん対策推進基本計画の趣旨に適い、患者さまが尊厳をもって生活しながらがんに対処していくうえで、より多くの選択肢を提供することにもなります。私たちバリアンは“がんの脅威に負けない世界”の実現を目指しながら、このプログラムを全面的にサポートしてまいります。」

 

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Varian はがん治療ソリューションを開発し提供するリーディングカンパニーです。カリフォルニア州パロアルト市に本社を置き、世界で約 6,600 人の社員を抱え、「がんの脅威に負けない世界」をビジョンに掲げています。詳しい情報は、http://www.varian.com をご覧になるか、Twitter で @VarianMedSys をフォローしてください。

 

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