Eclipse™ 治療計画システム - 機能 | Varian Medical Systems
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Eclipse™ 治療計画システム機能

高度な線量計算

Eclipse は、オープンでダイナミックな計画作成環境を提供します。線量計算の速度と精度は継続的に向上しており、新しく開発された技術も、臨床利用が可能になり次第取り入れられています。また、Eclipse は、さまざまな治療法に合わせたアルゴリズムを備えています。

 

AAA による高速な線量効果計算

Anisotropic Analytical Algorithm(AAA)は、横方向の光子散乱カーネルを使用することで、組織の不均質性を考慮に入れた線量計算を行います。

 

Acuros® XB

Acuros XB は、外部照射計画における 2 つの戦略的ニーズである、精度と速度に優れた高度な線量計算アルゴリズムです。Acuros XB は、高度な方法で線形ボルツマン輸送方程式を解き、不均質性の影響を考慮した線量計算を行います。

 

Acuros® BV(小線源治療用アルゴリズム)

Acuros BV を使用すると、小線源治療における患者の線量計算を高精度かつ高速に行うことができます。線量計算は、骨、組織、空気や、挿入されたアプリケーターからの線量効果も考慮に入れて行われます。

 

eMC(電子線治療用アルゴリズム)

高速電子モンテカルロ(eMC)法は、標準 EGS4 モンテカルロ法に基づくものですが、患者を通る電子輸送ステップ数を制限しています。eMC 技術は、輸送精度の面で、標準的なモンテカルロ シミュレーションに匹敵します。

 

レジストレーションと Smart S​​egmentation®

Eclipse 治療計画システムは、治療計画作成において時間と手間がかかるコンツーリングの負担を軽減します。Eclipse に組み込まれたツールを使用することで、複数の機器間でのデータ転送作業を不要とし、計画作成ワークフローから無駄な工程を省くことができます。

また、Smart Segmentation によるナレッジベースのコンツーリングを使用することで、効率的かつ一貫した方法でターゲットとリスク臓器を定義することができるようになり、ワークフローが改善します。

 

RapidArc® テクノロジー

RapidArc 技術を Eclipse に搭載させることで、IMRT と同等の品質を保持した強度変調回転放射線治療の立案を可能とします。RapidArc が持つ精度・速度と Eclipse の計画作成ツールが持つパワーを組み合わせることにより、臨床医は自信を持って患者一人ひとりに合わせた治療を実施することができます。

 

インタラクティブな IMRT 計画作成

Eclipse の強力なツールは、3Dコンベンショナル治療のみならず、速度・柔軟性・正確性がより求められる強度変調放射線治療(IMRT: Intensity Modulated Radiation Therapy)にも対応しています。照射野の幾何学情報を自動最適化することで、IMRT 計画立案における最適な照射野設定の作業負担を軽減します。

計画立案者は、Eclipse が持つインタラクティブな IMRT 機能を使用して、リアルタイムに意思決定を行うことができます。Eclipse で作成された IMRT 計画で治療を受ける患者、治療を実施する施設は世界中で広がっており、IMRT 計画作成における確立されたソリューションとなっています。

 

SRS 計画作成

Eclipse を使用し、集学的チーム間のコラボレーションを最大化することで、共同作業がスムーズで効率的なものとなります。Eclipse では、患者固定計画立案(フレームあり/なし)と、強度変調放射線治療やコーンベース治療計画立案が統合されています。つまり、計画立案者が SRS 計画作成用に別の計画システムを習得する必要なく、従来から使用していた治療計画システムに定位治療計画機能を追加するだけで使用できるという特徴があります。また、Eclipse には、他の放射線治療計画システムとのインターフェースも組み込まれているため、定位治療計画作成に直感的なインターフェースを使用できます。

 

Adaptive Radiotherapy(適応放射線治療)

Dynamic Adaptive Radiotherapy(DART)は、現状の臨床現場の生産性レベルに対する影響を比較的抑えつつ、臨床アウトカムを改善するポテンシャルを持つ新しい技法です。Varian の統合化されたシステム環境では、患者の治療に必要となるパラメータすべてが、インポートまたはエクスポートすることなく、OIS や治療照射システムで利用可能となります。DART を実施する際には、治療中に取得した CBCT 画像と実際の治療パラメータに基づいて、Eclipse で線量分布を再構築することができます。

 

陽子線治療

Eclipse は、さまざまな陽子線ビームや眼の治療計画に対応しています。Eclipse が持つ性能が、速度と精度に優れた陽子線計算アルゴリズムと組み合わさることで、陽子・光子・電子・小線源に対応する統合的な治療計画システム環境が実現します。なお、陽子線の計画は、他の治療法と組み合わせたり比較したりできるほか、ブースト照射の基本線量としても使用できます。

 

小線源治療

BrachyVision™ は、スタンドアロンの小線源治療計画システムとしても、Eclipse 治療計画システムの一部としても機能します。フィルムベースの小線源治療計画も作成したいという臨床医の声に応え、Eclipse には BrachyVision 2D が搭載されています。画像誘導 3D 小線源治療計画を必要とするユーザーには、BrachyVision 3D が必要です。BrachyVision 治療計画システムは、VariSource iX アフターローダーと組み合わせて使用できます。

放射線治療計画用ソフトウェア Eclipse:医療機器承認番号 22900BZX00265000